結婚式の「当日キャンセル」「当日参加」はどう対応する?1.5次会・二次会別の注意点と防止策

結婚式当日 ..
準備を万全にしたはずが、ゲストから「急用で行けなくなった!」という連絡が…
あるいは、受付で「友人も連れてきちゃった!」という想定外の申し出が…
当日の人数変更は、新郎新婦や幹事にとって最大のトラブルの一つです!
金銭的な問題はもちろん、ゲストとの関係にも影響しかねません
しかし、「披露宴(ご祝儀制)」と「二次会・1.5次会(会費制)」では、その対処法が全く異なります。
この記事では、両方のケースにおけるスマートな対処法と、トラブルを未然に防ぐための予防策を徹底解説します!
ケース1:【披露宴(ご祝儀制)】の場合
席次やフルコース料理、引き出物などが厳密に決まっている披露宴では、人数の変更は非常にシビアな問題です。
披露宴の「当日キャンセル(ドタキャン)」への対応

【問題点】
・ゲスト1名分の料理、飲物、引き出物、席次など、すべての手配が完了しています。
・当然、会場へのキャンセル料(1名分の費用の100%)は新郎新婦が負担することになります。
【当日の対処法】
1,連絡があった場合(体調不良・急用など)
まずは「連絡ありがとう。大丈夫?」と、相手を気遣う言葉を最優先に伝えます。
金銭(キャンセル料)の話は一切しません。 披露宴の場合、キャンセル料をゲストに請求するのはマナー違反とされ、今後の関係悪化につながります。新郎新婦が「予備費」でカバーするのが一般的です。
会場スタッフへの対応(重要)
すぐに会場のキャプテンやプランナーに欠席の旨を伝えます。
【補足:余った料理の対応】
そのゲストのために準備された料理は、すでに料金が発生しています。 席でそのまま下げてしまうのは非常にもったいないため、会場スタッフに「同じテーブルのゲストで分けて召し上がっていただけるよう、大皿で提供し直してもらう」など、柔軟な対応をお願いしましょう。
2,連絡がない「無断キャンセル」の場合
・パーティー中は何もせず、終了後に別の友人などを通じて安否確認をします。
・万が一の事故なども考えられるため、いきなり責めるのは禁物です。
・この場合も、スタッフには欠席の旨を伝え、料理の対応は上記と同様にお願いします。
【後日の対応】
ご祝儀
やむを得ず欠席した場合、後日ゲストからお祝い(ご祝儀袋に入れた現金や品物)が送られてくるのが一般的です。もし頂戴したら、引き出物とは別に、半額程度の内祝いをお返しするのがマナーです。
引き出物
すでに手配済みの引き出物は、後日そのゲストのご自宅へ配送するか、直接お渡しするのが丁寧な対応とされます。

披露宴の「当日参加(飛び入り)」への対応
【結論】
原則として、100%不可能(お断りする)
【理由】
・席次表、ゲストテーブルの席、フルコース料理、引き出物、すべてがその場で用意できないからです。
・無理に対応すると、そのゲストだけ準備がなく失礼にあたる上、会場全体の運営に支障が出ます。
【お断りの例文】
「来てくれて(お申し出をいただいて)本当に嬉しいです!ただ、大変申し訳ないのですが、披露宴はお席もお料理もすべて事前に準備させていただいており、今からだと〇〇様(ゲスト)に失礼にあたってしまうため、ご案内ができません…。本当にごめんなさい!」
ケース2:【二次会・1.5次会(会費制)】の場合
会費制のパーティーは、披露宴よりは柔軟な対応が可能な場合がありますが、金銭トラブルに直結しやすいのが特徴です。
二次会の「当日キャンセル(ドタキャン)」への対応
【問題点】
・披露宴同様、会場への最終確定人数は報告済みのため、キャンセル料(会費全額)が発生します。
・これが新郎新婦や幹事の「赤字」に直結します。
【当日の対処法】
1,連絡があった場合(体調不良・急用など)
・まずは相手を気遣います。「連絡ありがとう!お大事にね」
・次に、会費について明確に伝えます。(※これが披露宴との最大の違いです)
・伝える例文
「本当に残念です!ちなみに、大変言いにくいんだけど、お店への人数は確定済みでキャンセル料が100%かかってしまうんだ…。なので、申し訳ないけど後日でもいいので**会費(8,000円)だけ頂戴してもいいかな?**ごめんね!」
例外
明らかな不幸(ご家族の不幸など)や深刻な事故の場合は、会費の請求は避け、新郎新婦の予備費でカバーします。
二次会の「当日参加(飛び入り)」への対応
【問題点】
会場のキャパシティオーバー、料理やプチギフトの不足。
【当日の対処フロー】
1,すぐに会場(お店)に確認する
幹事が会場責任者に「1名追加は可能ですか?」と最優先で確認します。
2,会場の返答別:対応
OKが出た場合(ビュッフェ立食など)
・会費は「その場で」「現金で」必ず徴収します。「後で振り込む」は絶対にNGです。
・「急遽なので、お渡しするプチギフトの用意がなくてごめんなさい!」と一言添えます。
・幹事の注意点: OKが出ても、料理の追加はできません。 料理の総量は変わらないため、1人あたりの料理が減る(薄まる)ことを覚悟しておきましょう。(ドリンクは飲み放題で対応可なことが多いです)
NGが出た場合(着席、キャパオーバーなど)
「来てくれて本当に嬉しいんだけど、お店に確認したらどうしても席(料理)が用意できなくて…。本当にごめん!」と、感謝と謝罪をセットで丁寧にお断りします。
トラブル回避!最強の「事前予防策」4選(主に二次会・1.5次会向け)
当日バタバタしないために、一番大事なのは「予防」です。
1. 招待状に「キャンセルポリシー」を明記する
これが最も重要です。ゲストも「いつからお金がかかるか」が分かれば、安易なキャンセルを躊躇します。
記載例:
「会場への人数確定の都合上、X月X日以降のキャンセルにつきましては、会費全額(8,000円)をキャンセル料として申し受ける場合がございます。何卒ご了承ください。」
2.「最終リマインド」を全員に送る
パーティーの3日〜5日前に、参加者全員にリマインドの連絡を入れ、キャンセルポリシーも再告知します。
リマインド例文:
「いよいよ今週末は二次会です!なお、お店への人数は確定済みのため、これ以降のキャンセルは会費全額がキャンセル料となりますので、体調管理にはお気をつけてお越しください!」
3. 会費は「事前決済」を導入する
ドタキャン防止に最も効果的なのが、事前決済です。イベント管理ツールや送金アプリで先にお金を集めてしまえば、キャンセル率が劇的に下がります。
4. 新郎新婦が「予備費」を用意しておく
どんなに予防しても、1〜2名のやむを得ないキャンセルは発生するものです。新郎新婦に「1〜2名分のキャンセル料」をあらかじめ「予備費」として用意してもらい、赤字補填に充てましょう。
まとめ
結婚式当日の人数変更は、パニックにならず、冷静に対処することが重要です。
【披露宴】は「関係性」を重視:金銭請求はせず、新郎新婦側で負担するのがマナー。当日参加は不可。余った料理は同席ゲストに楽しんでもらいましょう。
【二次会・5次会】は「ルール」を重視:キャンセル料の請求は明確に。当日参加は会場と相談。
特に二次会・1.5次会は、事前の「キャンセルポリシーの告知」と「リマインド」を徹底するだけで、当日のトラブルをほぼ防ぐことができます。しっかり準備して、最高の1日を迎えてください。

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