結婚式場の「持ち込みNG」はなぜ?その裏にある「5つの真実」を徹底解説

「ネットで安くて可愛いドレスを見つけたのに、式場から『持ち込みNG』と言われた…」
「カメラマンの友人に撮ってもらいたいのに断られた」
結婚式の準備中、この「持ち込み制限」や「持ち込み料」の壁にぶつかり、モヤモヤするカップルは非常に多いです。
「意地悪で言ってるの?」「ただのお金儲けじゃないの?」と思ってしまいますよね。
確かに「売上」は大きな理由の一つですが、実はそれだけではありません。
式場が持ち込みを断る背景には、「結婚式のクオリティ」や「新郎新婦とゲストを守るための責任」、そして「現場スタッフの過酷な裏事情」という、切実な理由も隠されているのです。
この記事では、式場がなぜ持ち込みをNGにするのか、その裏側にある5つの本音を包み隠さず解説します。
理由1:【経営面】式場運営の仕組みと「売上」の問題
まずは、一番リアルな「お金」の話から。
これは単に「儲けたい」というだけでなく、式場というビジネスモデルの構造に関わっています。
施設利用料だけでは運営できない
多くの結婚式場は、豪華な建物、広い庭園、常に清潔な控室、そして多くのスタッフを維持するために莫大なコストがかかっています。
しかし、もし「挙式料」や「会場費」だけでそのコストを回収しようとすると、会場費を今の数倍に値上げしなければなりません。
そこで式場は、「会場費は安く設定する代わりに、衣装・装花・料理・写真などの付帯アイテムを注文してもらうことで利益を確保する」というビジネスモデルをとっています。
もし、全員がすべてのアイテムを持ち込んでしまったら、式場の経営は成り立たなくなり、結果としてサービスの質が低下したり、会場費が高騰したりしてしまうのです。
理由2:【運営面】当日トラブル時に「対処できない」リスク
2つ目は、当日のオペレーションに関するリスク管理です。
結婚式は「やり直しがきかない」一発勝負の場。だからこそ、式場側は「自分たちが管理できないもの」が現場に入ることを極端に恐れます。
トラブルが起きてもスタッフは修理できない
例えば、持ち込んだ格安ドレスのファスナーが、お色直しの直前に壊れてしまったとします。
提携店のドレスなら
すぐに予備のパーツで修繕したり、代わりのドレスを手配したりできます。
持ち込みドレスなら
構造が分からず修理ができない、予備もない。「新婦様が入場できない」という最悪の事態になっても、式場側はどうすることもできず、責任も取れません。
また、ゲストが「料理が冷めている(持ち込みの司会進行が押したせいで)」と感じた場合、その不満の矛先はすべて式場に向かってしまいます。式場としては、品質が保証できないアイテムによって、全体の満足度が下がるリスクを避けたいのです。

理由3:【世界観】式場の「コンセプト」や「ブランド」を守るため
3つ目は、式場の「世界観」や「ブランドイメージ」の問題です。
結婚式場はそれぞれ、「クラシック」「モダン」「リゾート」など、緻密に計算されたコンセプトを持っています。
世界観の不一致は「雰囲気」を壊す
例えば、重厚感のあるクラシックな大聖堂やホテルに、カジュアルすぎるペラペラのドレスや、原色のバルーン装飾が持ち込まれたらどうでしょうか?
会場の雰囲気がちぐはぐになり、せっかくの非日常空間が台無しになってしまいます。
式場側は、「その会場が一番美しく見えるコーディネート」を提案することにプライドを持っています。
世界観に合わないアイテムが無秩序に持ち込まれることは、その式場のブランド価値を下げ、結果としてその場にいるゲストの没入感(感動)を削いでしまうことにつながるのです。

理由4:【管理面】汚損・紛失・破損の「責任が取れない」
4つ目は、非常にシビアな「物品管理と補償」の問題です。
結婚式当日のバックヤードは、多くのスタッフ、業者、ゲストが行き交う慌ただしい場所です。そこに外部からの持ち込み品があると、管理のリスクが跳ね上がります。
高級品の万が一に対応できない
例えば、持ち込まれた数百万円の高級ブランドドレスや、高価なヴィンテージのアクセサリー、高画質のカメラ機材などに、以下のような事故が起きたらどうなるでしょうか?
・スタッフが誤って汚してしまった(料理やドリンクがかかる)
・保管場所で破損してしまった
・紛失してしまった
提携業者のアイテムであれば、式場間で保険に入っていたり、契約上の補償規定があったりと、万が一の際の対応が決まっています。
しかし、個人の持ち込み品には保険が効きません。
「大切にお預かりしますが、万が一、傷がついたり紛失したりしても、当式場では一切の責任(弁償)を負えません」
これが式場の本音です。
しかし、実際に事故が起きれば「式場のせいだ」というトラブルに発展するのは必至。そのため、「最初から責任の取れない高価なものは持ち込ませない」というのが、最も安全なリスク回避策となるのです。
理由5:【労務面】慣れない業者への説明で「プランナーの工数」が激増する
5つ目は、お客様には見えにくいバックヤードでの「業務負担と時間」の問題です。
提携している「いつもの業者」であれば、式場のルールを熟知しているため、阿吽の呼吸で仕事が進みます。
しかし、初めて来る「持ち込み業者」の場合、プランナーは結婚式の準備とは別に、その業者の管理・教育に膨大な時間を割かなければなりません。
式場には、部外者が知らない独自の厳格なルールが無数にあります。持ち込み業者が入るたびに、プランナーは以下の項目を毎回、電話やメール、対面で説明し、誓約書を取り交わす必要があります。
搬入出のルール
指定の日時、搬入場所(裏口の場所)、駐車場の位置、指定の運送会社など。
館内導線(どうせん)
「このエレベーターは使用禁止」「この廊下はドレスで通ってはいけない」「ゲストと鉢合わせないルート」など。
定休日・営業時間
荷物の受け取りが可能な時間帯の確認。
禁止事項・注意点
「壁にテープを貼らない」「電源の使用箇所」など。
本来の業務(新郎新婦への提案)がおろそかになるリスク
もし、カメラマン、ヘアメイク、装花、司会…と複数を持ち込みにした場合、プランナーはその調整だけで一日が終わってしまいます。
「いつもの業者」なら不要なこの膨大な調整時間は、式場側にとって「大きな人件費のロス」です。
また、慣れない業者がルールを知らずに勝手なルートを通ってしまい、「挙式直前の新婦様と、早めに来たゲストが鉢合わせしてしまった!」といった事故を防ぐためにも、式場は管理コストのかかる持ち込みを制限せざるを得ないのです。
まとめ:契約前の確認がすべて!
式場が持ち込みをNGにする理由は、
1,ビジネスモデルの維持(売上の確保)
2,当日のトラブル対応と品質保証
3,会場の世界観とブランドの保護
4,物品の汚損・破損・紛失リスクの回避
5,不慣れな業者対応による業務負担の増加
この5点が大きく関係しています。
もちろん、「絶対に持ち込みたいものがある!」というカップルの気持ちも大切です。
重要なのは、「契約前に」確認することです。
契約した後で「ダメだった」と揉めるのが一番悲しい結果になります。「どうしても着たいドレスがある」「母の手作りブーケを使いたい」といった希望がある場合は、必ず式場見学の段階で相談し、許可(または持ち込み料の確認)を得ておくようにしましょう!

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