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「結婚式のビュッフェ=食べ放題」は大間違い!? 知っておくべき決定的な違いと、ゲストをガッカリさせないための対策

カジュアルなウェディングや1.5次会で人気の「ビュッフェスタイル」

 

好きな料理を自由に取って会話も弾む、素敵なスタイルですが、一つだけ大きな「落とし穴」があります。

 

それは、「ビュッフェ = 食べ放題」という勘違いです。

 

もしゲストが「今日は食べ放題だ!」と思って参加し、高級食材を取りすぎてしまったら……?

後ろに並ぶゲストの料理がなくなるというトラブルになりかねません。

 

今回は、意外と知られていない「結婚式のビュッフェ」と「飲食店の食べ放題」の決定的な違いについて解説します。

 

 

1. 「スタイル」か「契約」かの違い

そもそも言葉の意味が全く異なります。

 

ビュッフェ(Buffet)とは?

・フランス語で「飾り棚」が語源。

・「セルフサービス形式の食事」という『スタイル』を指します。

・あくまで「自分で取りに行く」という形式のことです。

 

食べ放題(All-you-can-eat)とは?

・定額で「上限なく食べられる」という『契約』を指します。

・時間内であれば、無制限に補充されるシステムです。

 

つまり、結婚式のビュッフェは「自分で取りに行くスタイル」であって、「無限におかわりできる契約」ではないのです。

 

 

 

2. 用意される「量」の計算方法が違う

ここが最大の誤解ポイントであり、トラブルの原因です。

 

飲食店の食べ放題

・在庫がある限り、ストップがかかるまで無限に補充されます。

 

結婚式のビュッフェ

「人数分 × 1.2〜5倍」など、あらかじめ総量が決まっています。

 

 

【ここで起きる悲劇】

例えば、メインのローストビーフやオマール海老。「食べ放題だ!」と勘違いした最初の数人がお皿に山盛りに取ってしまったら……?

 

当然、後ろに並んでいるゲストに行き渡らなくなります。

会場側も予備は用意していますが、「無限」ではありません。

 

 

3. 「質」と「目的」が違う

結婚式でビュッフェを選ぶ理由は、「満腹になること」だけではありません。

 

結婚式のビュッフェの目的

・ゲストが席を立って動き回ることで会話を生む「空間演出」

・見た目の華やかさや、好きなものを選べる「自由度」

・質より量ではなく、「クオリティ」を重視します

 

 

トラブルを回避する「賢い対策」

「料理が足りなかった……」なんてゲストに思わせないために、主催者側ができる工夫があります。

 

① 「着席ビュッフェ(卓上シェア)」にする

大皿で各テーブルに運ばれるスタイルです。テーブル内での取り分けになるため、特定の人が独占するリスクが減り、全員に均等に行き渡ります。

 

 

② メイン料理はスタッフからのサーブにする

お肉料理などのメインディッシュだけは、シェフやスタッフが切り分けて手渡すスタイルにします。これなら確実に人数分行き渡り、特別感も演出できます。

 

 

③ 会場と「補充」について握っておく

打ち合わせの際、「料理が減ったらすぐ補充してくれるか」「総量はどのくらい余裕を見ているか」をプランナーに確認しておきましょう。

 

 

 

ビュッフェは「好きな料理を、好きな組み合わせで楽しむ、華やかな食事会」

決して「元を取るための食べ放題」ではありません。

 

この違いをしっかり理解して、演出や提供方法を工夫することで、ゲスト全員が満足できる素敵なパーティーを作ってくださいね!

 

この記事を書いた人

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「あやか」ウェディング業界15年、全国800組以上の会費制ウェデイング・1.5次会をプロデュース。
1.5次会というスタイルを全国へ広めた「1.5次会Party」創業メンバー。
ウェデイングプランナーだけでなく、キャプテンやサービス責任者として現場の最前線でも活躍。この経験から生まれる1.5次会・会費制ウェディングの情報量と会場の知識は日本1かも?

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